人生はマジック
今日も雪がチラつきましたが、積もりそうにはありません。雪の舞う中、車の助手席に乗っていると私のセクシーな太ももの上に、隣のオッサンのタバコの灰が飛んできました。最初うかつにも、雪がひとひら入ってきたと子犬のように喜んでしまいました。
「ほら、雪ひとつ、入ってきたよ。」
私は、そうイヤミを言ったのですが、このオッサンは知らぬ顔です。
「雪かと思ったら、おたくのタバコの灰だけどな。」
このオッサン、ごめんなちゃいも言いません。このオッサン、雑なのです。コーヒーを飲みながらガムを噛んでタバコを吸います。
オッサン、どうやらフロントガラスを雪がすり抜けてきたのかと驚いていたようです。オッサンはガラス通過マジックのことが気になって、どうなっているんだ!と聞いてきました。
それは私がスナックマジシャンだからでしょう。スナックマジシャンとは飲み屋でモテたいためだけに手品を練習する悲しい生き物。今日はどんぐりプリキュアがひとつだけ恋のマジックを教えちゃいます(大サービスなんだから)
それは透視の魔術です。まず、パンツの見たい女の子のパンツを当ててみせると言います。そして、こいつパンツはいてないぞ!とバカにします。ここでは女の子が涙目で、パンツはいてますと証拠を見せるまで妥協は許されません。そしてパンツを目に焼き付けたら魔術は大成功です。私くらいのレベルになると乳首の色も透視できます。
それはそれとして。
私はオッサンに、ガラスに穴があいているのだと説明しました。コインのタバコ突き抜けはコインを加工してありタバコが通るように穴が開けてあります。通貨の加工は犯罪だから、しばしば問題になるんだよと教えてあげました。
オッサンは、だからオレのズボンは穴だらけなんだな、と悲しいフリをしました。オッサンのズボンはタバコの火で穴だらけなのです。
人生はマジックだな、とオッサンはつぶやきました。
「ほら、雪ひとつ、入ってきたよ。」
私は、そうイヤミを言ったのですが、このオッサンは知らぬ顔です。
「雪かと思ったら、おたくのタバコの灰だけどな。」
このオッサン、ごめんなちゃいも言いません。このオッサン、雑なのです。コーヒーを飲みながらガムを噛んでタバコを吸います。
オッサン、どうやらフロントガラスを雪がすり抜けてきたのかと驚いていたようです。オッサンはガラス通過マジックのことが気になって、どうなっているんだ!と聞いてきました。
それは私がスナックマジシャンだからでしょう。スナックマジシャンとは飲み屋でモテたいためだけに手品を練習する悲しい生き物。今日はどんぐりプリキュアがひとつだけ恋のマジックを教えちゃいます(大サービスなんだから)
それは透視の魔術です。まず、パンツの見たい女の子のパンツを当ててみせると言います。そして、こいつパンツはいてないぞ!とバカにします。ここでは女の子が涙目で、パンツはいてますと証拠を見せるまで妥協は許されません。そしてパンツを目に焼き付けたら魔術は大成功です。私くらいのレベルになると乳首の色も透視できます。
それはそれとして。
私はオッサンに、ガラスに穴があいているのだと説明しました。コインのタバコ突き抜けはコインを加工してありタバコが通るように穴が開けてあります。通貨の加工は犯罪だから、しばしば問題になるんだよと教えてあげました。
オッサンは、だからオレのズボンは穴だらけなんだな、と悲しいフリをしました。オッサンのズボンはタバコの火で穴だらけなのです。
人生はマジックだな、とオッサンはつぶやきました。