秋も深まり、朝夕めっきり冷え込んでまいりました。私は多少、疲れ気味で今日は何も書く事がありません。あまりに何もないので、誰も客が乗ってないバスに乗って山奥に逃げようと思ったほどです。
誰も知らない錆びた街に行き、人気のない酒場に迷い込み、旅の恥をかき捨てたかったのです。
ときどき、男ってやつは、先の見えた退屈な日常に嫌気がさし逃げ出したくなるのです。
昨日も、ついてない一日でした。ちょっと調子をこいて昔、ホラー映画に出たことがある、自慢してしまい、どのホラー?と聞かれてしまいました。それは高校のときの自主制作くそ映画で、ピンポン球を2つに割って目に当て笑い倒すという役でした。
思い出して、ものすごく哀しくなりました。笑い声のアフレコを何度もダメ出しされ、全力で笑っているうちに団地中の犬が吠え始めたことまで思い出したのです。私の初主演はそうして終わりました。
私は場末の誰もいない居酒屋で、そんなことを思い出しながら熱燗を飲んでいました。そこの女将に、「むかし、オレは映画に出たことがあるのさ。」と寂しくつぶやいてみました。
女将は「ふ~ん、どんな映画?」と、また聞かれました。
「世界中の女をイカせる話しさ。」と、私は答えました。遠くで沢山の犬が吠えるのが聞こえてきました。
コメント
高校時代の自主制作映画だったんですね。
話を聞いて、高橋洋監督の「ソドムの市」を思い出しました。
是非観てみたいものです。
ダークアレッサ
2012/11/08 16:54 URL 編集 返信私は若さというものが、それで嫌いになりました。
donnguri77
2012/11/08 18:18 URL 編集 返信まだサルから進化しきれていない頃でしょうから、思いつく頭の構造もどこか違うのでしょう。
でもそれを形に出来る若さは羨ましい限りです。
ダークアレッサ
2012/11/09 05:13 URL 編集 返信今は彼は、その夢も結婚と引き換えにコンドームの中に捨ててしまいましたが・・・。
儚いものです。
donnguri77
2012/11/09 17:12 URL 編集 返信「感想を述べよ」と問い掛けられた時のことは忘れられません。
人生、どこに災難が転がっているか分からないことを思い知ったのでした。
どんぐり1号
2012/11/09 18:52 URL 編集 返信個性派俳優を目指してね~と言われてしまいました。私に何を言えと・・・。
それでも、私がアフレコがうまいのはその時の屈辱がバネになったせいかもしれません。
donnguri77
2012/11/09 20:30 URL 編集 返信<a href="http://www.gvb6xrz680qck7175jtr65mf0193dp72s.org/">aymipncykkr</a>
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2017/08/29 03:03 URL 編集 返信Automatic Pit Lisov谩n铆 Machine
2017/08/30 09:39 URL 編集 返信Slide And Fold Doors
2017/08/30 20:05 URL 編集 返信