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逃げたい過去

  秋も深まり、朝夕めっきり冷え込んでまいりました。私は多少、疲れ気味で今日は何も書く事がありません。あまりに何もないので、誰も客が乗ってないバスに乗って山奥に逃げようと思ったほどです。

 誰も知らない錆びた街に行き、人気のない酒場に迷い込み、旅の恥をかき捨てたかったのです。

 ときどき、男ってやつは、先の見えた退屈な日常に嫌気がさし逃げ出したくなるのです。

 昨日も、ついてない一日でした。ちょっと調子をこいて昔、ホラー映画に出たことがある、自慢してしまい、どのホラー?と聞かれてしまいました。それは高校のときの自主制作くそ映画で、ピンポン球を2つに割って目に当て笑い倒すという役でした。

 思い出して、ものすごく哀しくなりました。笑い声のアフレコを何度もダメ出しされ、全力で笑っているうちに団地中の犬が吠え始めたことまで思い出したのです。私の初主演はそうして終わりました。

 私は場末の誰もいない居酒屋で、そんなことを思い出しながら熱燗を飲んでいました。そこの女将に、「むかし、オレは映画に出たことがあるのさ。」と寂しくつぶやいてみました。

 女将は「ふ~ん、どんな映画?」と、また聞かれました。

 「世界中の女をイカせる話しさ。」と、私は答えました。遠くで沢山の犬が吠えるのが聞こえてきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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非公開コメント

No title

かなり吹きました(笑)

高校時代の自主制作映画だったんですね。
話を聞いて、高橋洋監督の「ソドムの市」を思い出しました。


是非観てみたいものです。

Re: No title

悲しいことに、これでもカッコよく書いてあります。本当は友人の屁が目にしみて目が飛び出すという小学生も真っ青の作品でした。

 私は若さというものが、それで嫌いになりました。

 

No title

高校生の男子なんて、皆そんな感じでしょう。

まだサルから進化しきれていない頃でしょうから、思いつく頭の構造もどこか違うのでしょう。

でもそれを形に出来る若さは羨ましい限りです。

Re: No title

  もう一つ、ついでに悲しいことは、それを撮った男が映画関係の仕事につくことを夢見ていたことです。

 今は彼は、その夢も結婚と引き換えにコンドームの中に捨ててしまいましたが・・・。

 儚いものです。

No title

この映画を[���羔�]見せられた[/���羔�]観た後、

「感想を述べよ」と問い掛けられた時のことは忘れられません。

人生、どこに災難が転がっているか分からないことを思い知ったのでした。

Re: No title

 私は、あの演技で君は俳優は向いてないとか、目指してもいないものまで否定されました。

 個性派俳優を目指してね~と言われてしまいました。私に何を言えと・・・。

 それでも、私がアフレコがうまいのはその時の屈辱がバネになったせいかもしれません。

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