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歌姫
2021/07/30
きのう、自信をなくしながら真夏のアーケード街を歩いてました。 ゲーセンの前を通ると、紫のタンクトップを来た見覚えのある女子が出てきました。彼女の胸の膨らみの先に、二つの何かが浮かんでました、ノーブラ。マスクをするぐらいなら、ブラジャーをしたほうがようのではと思いましたが、それもまたラッキーなこと。 彼女はCD屋の無量視聴出来るヘッドホンをいつも聴いている女の子でした。それで、私は歌姫と読んでいた...
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オカリナばばあ
2018/08/11
うちの母は近所から、オカリナばばあと恐れられています。 以前、母はウチの中でオカリナを吹いていたのですが、家族全員が母の吹くドナドナが世界一嫌いな歌になってしまい、ウチの中はオカリナ禁止です。 それで車庫の車の中でドナドナを吹いてるわけですが、近所の人もドナドナが嫌いになってしまいました。 オカリナというのは鬼太郎も武器として使用していただけあって、異世界のスキマから響くような不気味な音色...
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和風魔女
2017/02/18
母が日本琴を初めて一年になり、春が過ぎ、また春が訪れようとしているのに、いまだにサクラさくら♪を弾いております。人間というのは、こんなに上達しないものなのか、まったく私には不思議なことでした。 猫を轢いた者は、猫踏んじゃったしかピアノが弾けないように、うちの母も何ものかに呪われているのかもしれないと、ヤマハの先生達が心配してしまうほどでした。 とある夜明けの晩、外から異様な気配を感じた私は外...
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誕生日に初音ミクもらう
2017/01/28
先日、どんぐり1号が誕生日プレゼントと、歌うキーボード、初音ミク(大人の科学マガジン)をくれました。 さては、1号は音楽プロデューサーになる夢をあきらめたのでしょう。彼の夢はプロデューサーになり、アイドルに恋愛を禁止しながら彼女たちに手をつけ、自分だけの夜のオモチャにすることでした。 しかし今はCDは握手や行事に参加するためのオマケになってしまった時代、気がつくと音楽を創る人などアイドル以上に...
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サイレント・イブ
2016/12/24
クリスマスの日は人混みに紛れるのが好きで。 赤と白で飾られたアーケイド街で、店の前に立たされた女の子が、「焼きたてのケーキいかがですか~。」「おいしい揚げたてのチキンいかがですか~。」 など、クリスマスで浮かれたカップル達のなかを赤い目をして、大声を出しているのを見ているのが好きです。ああ、これは現代のマッチ売りの少女。 宝くじ売り場で声を出している男の子は、何もかも悟ったように瞳を閉じ、毎年...
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もらい泣き
2016/10/15
一青窈のもらい泣きを初めて聞いたとき、ブレス、息継ぎの音が大きくてビックリしたのでした。それはもう、ウグオゥーとか吸ってます。 そもそも、歌というのは息継ぎの音とかさせないのが上手と思っていましたが、なんか一生懸命歌っててよいなあーとか思いましたし、息継ぎにも感情表現を込めるというのも新しい歌い方なのかとも思いました。 そんな話を、なんでもエロ目線で分析するフロイトと呼ばれるFにしました。彼...
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チャンスの卵
2016/10/08
うちの母は片付けられない女です。母は庭に怪しい植物を四半世紀、植えまくり足の踏み場もなく、近所の子供が迷子になったことすらあります。 そのうえ、私の部屋に飲みに来た連中が面倒くさいので庭で立ち小便をするせいで、庭はムッとするジャングルに成長していきました。そこは目にしみるような色の鳥が飛び、奥からは聞いたことのない獣の叫び声が聞こえます。 そんなありさまですから、年に2~3回は部屋にゴキブリ...
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