最近、スナックに行かなくなりました。私のお気に入りのハイジという子がいたのですが故郷に帰ってしまってから、どこにも行く気がおきませんでした。彼女はスイスからの留学生で、どんな下手くそなカラオケにも全力で拍手してくれる優しい子でした。
ハイジが帰ったのは、クララと呼ばれてるいうEDのおやじが「たった」ころだったでしょうか(わーい、クララがたった。クララがたった。)
久しぶりにハイジのいた店に入ると年頃の女の子に混じって、小学生にしか見えないショートカットの女の子がいます。背が低いのでカウンターの中でビールケースの上に立っています。
「としはいくつなの?」と私が聞くと、「いくつに見えますか?」と聞き返します。私にはお寿司をわさび抜きで食べる年頃の少女にしか見えませんが。多分、バツイチママの娘が一人ぼっちでは恐くて眠れなくて、ここにいるのだろうぐらいに私は思いました。
しかしこの小娘、おじさまと私を呼ぶのですが、「お」と「じ」の間に聞こえないくらい小さい「ぅ」を入れるという、銀座のNo.1メイドが使うスーパーメソッドまでマスターしています。
すっかり私はとりこにされてしまい、初めてのブラジャーを買ってやる約束までしてしまいました。彼女は小さい手で一生懸命水割りをつくります。私は何か懐かしくてみとれています。
私はおままごとのことを思い出していました。あんな偽物料理を造って何が楽しいのか、子供のころはわかりませんでしたが、今なんとなく理解しました。あれは母性本能がそうさせているのだということ。それに芽生え混じっていく、「なにかしてあげたいの」という優しく温かい何かがそこにあることに。
少女が「どうぞ」と楽しそうにつくった水割りを私の前に置きました。
心地よく酔っ払った私は、閉店の少し前に帰ることにしました。「おい、帰るよ。クララおやじ。」
クララおやじはトナリのととろを歌い終わって立ち上がりました(わーい、クララがたった。クララがたった)。
店のドアを開けると冷たい風が吹き込んできました、少女は「また来てね」と手を振ってくれます。
「ああ。」と私は答えて、大人たちの世界へ消えていきました。少女には冷たすぎる世界へ。
コメント
うっわ------------」
美憂
2011/12/03 23:50 URL 編集 返信彼ははだかネズミと呼ばれています。
donnguri77
2011/12/04 06:42 URL 編集 返信[url=http://www.g775b6n6b2ta835ip6fcfr0476k6b9oes.org/]uwfqrxvvwvy[/url]
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