こちらでは桜が満開です。もうすでに散り始めたようで道路一面、淡いサクラ色で。バイク(原付)に乗っていると、舞う花びらで前が見えません。ブレーキを踏むと花びらでスリップしました。
花のように生きてきた私は、花のせいで死ぬところでした。そして生き残った私はこれからも、つぼみのような少女達を誘惑していくのでしょう。
うちに帰って、春物を出しているとサクラ色のブラジャーが出てきました。私はブラジャーをするほど巨乳ではないし、そんなものを盗む根性もありません。本当です。
ブラジャーの中から桜の花びらが一まい出てきました。私は大事なことを思いだしました。それは私の甘酸っぱい青春です。それは恋も恥じらう頃の。
それは、何年か前。花見をしてベロンベロンに酔っ払っていました。私は、すっかりパンツまで脱ぎそうな勢いのある若者でした。サクラが散って木が裸になっても恥ずかしくないようにとの、私のささやかな気配りというものでした。
遠い目をした私は、女の子たちにオッパイを見せろとか、オッパイを触らせろとか憑依した悪霊に言わされていました。そのころの私の飼い主だった副部長はご立腹でした。鼻からタバコの煙を出しながら男の股間を蹴るゆおうな女です。
「やらせてやるからうちの部に入んな!」と騙されて私は入部したのですが、私がやらせてもらったのはパシリでした。
あまりに、私の悪霊がオッパイ、オッパイしつこいので鬼の副部長はブラジャーを服の上から抜き取って、「それやるから、あっちで一人でなぐさんでな!」と私の顔にブラを投げつけました。
私は、いそいそと子犬のようにブラジャーとたわむれていましたが、またパンティーパンティーと副部長の身体を嗅ぎ回っていました。
私には、そのあとの記憶がないのですが、気がつくと一人、桜の下ですやすやと眠っていました。全裸の私の体の上に優しく花びらがかけられてました。それでもブラジャーだけはしっかり握っていました。
もう、昔の話です。もうあの頃のようには生きられません。もう副部長に会うこともないでしょう。
ただ、今の私に出来ることは、一人寂しく、このブラジャーと戯れることだけでしょう。
桜が舞い散る、ほんの少しだけの間。
コメント
「ったくよ~ 散るなよなぁ~」と、ぼやきながら箒で掃いていました。
美憂
2012/04/12 22:07 URL 編集 返信私はその功徳か、今ではパンチを出すとサクラの花びらが出ます。
donnguri77
2012/04/13 17:59 URL 編集 返信[url=http://www.g2329pb9jo49kwx84n8k3oig375l6rx1s.org/]uzizfcxpyhb[/url]
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