ただ今、飲酒中です。忙しいときは時間節約のためにグラスを片手に、これを書きます。本当なら星でも見ながら子猫に子守唄を歌ってやりながら、この愛の詩を書きつらねるべきなのでしょう。でも、子猫は飼っていません。
それでも遠いむかし、子猫を飼っていました。というよりも、迷子の子猫を預かっていたという方が正しいのでしょう。
遠い昔のある日、家に帰ると玄関の前にブルブル震えている青いリボンをした子猫が私を見上げていました。その日は、子猫を追っ払うには、あまりに寒い日だったので私はうちに入れてやることにしました。
子猫は初めて、お客の部屋に上がるデリヘル嬢のように、プルプルふるえていました。私は子猫を安心させるために、ミルクの中にちょっぴりお酒を混ぜて飲ませました。フラフラ歩いては倒れるて鳴くのが、可愛くて。
私は、すやすや寝そうな子猫のために子守唄を歌ってやりました。子守唄とは子供を寝かせる歌ではなくて、子供を守る歌と書くのは、眠っている子供を守る歌なのだと、タオルを子猫の身体にかけてやりました。
それからは、すさみきってた私が、子猫に早く会いたいから、走って帰るような生活が始まりました。子猫は成長が早いもので、一週間で一回り大きくなります。ある日、太陽の下で遊ばせているとカマキリを見つけ、仲良く遊んでいました。しかし、私がペティグリーチャムを買ってやらなかったせいか、子猫はパクッとカマキリを食べました。そして、ひどくお腹を壊しました。
私は、そんな子猫にスルメと名前を付けました。私のツマミにのスルメが大好きだったからです。
スルメは、名前を呼ばれるとミーミー鳴いて、私の食べているスルメを見つめます。私は柔らかい方をスルメにあげます。
どんな幸せな日にも終わりはあるもので。ある日、見知らぬ女の子が訪ねてきて、スルメはうちの猫と言いました。スルメは玄関に不思議そうな顔をして出てくると、飼い主は「クレオパトラ!!」とスルメを抱き上げました。
飼い主が、すいません、すいませんと泣きそうだったので、私は他に何も言うことはありませんでした。
飼い主が、スルメを連れ去り際に私は、「スルメ、元気でな。」そう言うと、スルメはミーと一回だけ鳴きました。
そのあと、一人で飲んでいると、ちょっと寂しくなったので子守唄を歌いながら、スルメがいつも寝ていたタオルの匂いを嗅いでみました。スルメ臭かったので、「イカくさっ。」と星空に言いました。
コメント
プルプル震えている。とは初めて知りました。
ちなみにワタシは大人になってから、ものすごい猫アレルギ-になってしまい、猫を飼ってる人の隣にいるだけでくしゃみが止まらないので
他人でも(猫飼ってるわ・・・)とすぐ解る能力を兼ね備えています。
美憂
2012/08/11 15:07 URL 編集 返信donnguri77
2012/08/11 18:48 URL 編集 返信fgmdvzooi http://www.gz3j4q3msjn2dn0411tfpdz716h87340s.org/
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2017/08/14 12:28 URL 編集 返信Custom Aluminium Cases
2017/08/29 23:09 URL 編集 返信0086-574-86117088
2017/08/31 13:56 URL 編集 返信Gardening Tool Bearings Manufacturer
2017/08/31 16:56 URL 編集 返信4 Inch Pvc Ball Valve
2017/09/01 19:09 URL 編集 返信Metal Side Release Buckle
2017/09/02 15:13 URL 編集 返信Earmuffs
2017/09/09 02:31 URL 編集 返信