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温泉とオタマジャクシ

   どんぐり1号と昼間っから温泉に入りに行きました。

 温泉の表どうりには足湯があり、近所の子供達がオタマジャクシを入れて遊んでいます。

 1号は、まだ来ていなかったようで、先に浸かることにしました。露天風呂で下半身を日光消毒していると、とても気持ちのいい音がします。湯出口からこぼれ落ちる水の音です。

 擬音で、それを言葉で表現すると、小川のせせらぎに近いというか、なんとも文字には出来ない、なんとも書けない、心癒される音なのです。

 それを、記号で表現し、誰かに伝えたいのだけど伝えられない切なさと悔しさは、私に私の下半身を熱湯消毒させそうになるほどでした。

 私は、ふと気づきました。

 心の中にある言葉にならないものを表現するのがアートとか文学とか、そういうものなのだなと。

 私は、その心地よい生命力がこんこんと永延に湧きいでてくるかのような様に見入っていました。そこへ、若い女子店員が「失礼します!」と湯の温度を計りに来ました。

 私は若い婦女子が天使の秘密を見たたしたら、どんな表情をするのか知りたかったので下半身の日光消毒を「どうだっ!」といわんばかりに再開しました。

 その女子店員は、顔色一つ変えず死んだオタマジャクシを見るような瞳で、私の下半身を見ていました。

 

 

コメント

コメント(6)
No title
次回はお迎えにきてください。

美憂

2013/06/15 13:45 URL 編集 返信
Re: No title
  そうします。

 可哀想な1号は新しい水鉄砲を買っていました。そして、待ちくたびれ露天風呂でサンオイルを一人、寂しく塗っていました。

donnguri77

2013/06/15 16:42 URL 編集 返信
adkfefi@outlook.com

esphbgrpjj

2017/08/16 02:09 URL 編集 返信
caeaczekvml@gmail.com
劇団 どんぐり  温泉とオタマジャクシ

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2017/08/31 21:16 URL 編集 返信
puvogqe@gmail.com
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2017/09/02 19:38 URL 編集 返信
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2017/09/03 22:01 URL 編集 返信
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