軍団モモオ

　　　早いもので、気がつくと禁煙を始めて２１７日が過ぎました。ちまたではタバコを一箱千円にしようとするウワサも流れ、心の底から「ざまあみやがれ！　」と思っている裏切り者でございます。

　いまだにタバコを喫い続けているオッサンが先日、繁華街で歩きタバコなぞをしており、補導員のようなオバサンに歩きタバコは禁止だと注意を受けたそうです。

　そこでオッサン、止まってタバコを喫うのなら問題はなかろうとオバサンに煙を吹きかけてやったと、一休さんのようなことを申します。こういうオッサンのせいでタバコ吸いが犯罪者のような目で見られるのは致し方ないことなのかもしれません。

　さいきん、人生にタバコくらいしか楽しみのなさそうな知り合いまで禁煙しました。なんでも便秘で医者に行ったところ、
「タバコをやめなさい！　」
　とドクターストップがかかったと言います。そんなん関係ないような気がしますが、医者も原因を究明するのが面倒になったので、とりあえずタバコを悪者にしとけば問題ないだろうという構図が透けて見えます。

　その知り合いは、タバコをやめて2か月になりまして太ってきたと言いますが、
「ガリガリやないかっ！　」
　と私は心の中で思っています。

　ちなみに知り合いの便秘は治りませんでしたが、タバコを止められたことではドクターには感謝しているようです。


　先進国ではタバコは一箱はたいてい千円くらいするものだそうです。もし千円に上がったとして、それでも喫っている人を見たら、
「あっ、お金持ちだねえ。」
　と憧れの眼差しで見るかもしれません。

　でも、本当のところタバコをやめた人々のほうがタバコを値上げに賛成していたりします。もう手の届かないくらいの値段になればタバコを完全に断ち切ってしまえます。本当に何一ついいところがなかったタバコに憎しみをこめて値上げしてなくなってしまえばいいと思っています。

　私も、あと何年かしたらタバコをかって喫っていたことは秘密にします。もう、むかし喫っていたと言うだけで差別されるような時代になってきてるのですから。