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ノラ人間 2

   そこは人里はなれた山の中、黒いノラ犬は私を見限って山を登っていきました。

 今度は黒いノラ猫が出てきて、くしゃんくしゃん言いながら近寄ってきました。右後ろ脚がカピカピで、鼻水をたらしています。1メートルくらい離れて、ニャーニャー鳴いています。

 春の転勤シーズンで捨てられたのか、排水溝に段ボールで作ったハウスに小さい毛布が入れてありました。ほぼ大人のノラ猫で私の足に身体をこすりつけようとしますが、私は追っ払います。優しさは罪。

 知り合いの風俗嬢も好きでないのなら優しくしないで!と言っていました。

 追っ払われると、自分のカピカピ部分をキレイになめて、またすり寄ってきますが、追っ払います。何度も何度も追っ払われるうちに、ネコは自分のハウスに座ってソッポを向きました。
「甘えてもムダっ!」
 私はネコは信用しないのです。猫は誘惑するだけしてオスネコを集め、ケンカさせ勝ったものとだけ交尾するという極悪生物です。耳のない猫とか、そのケンカのせいですし、夜うるさいのも、そのケンカです。

「誰とでも寝る女の子は女神なのさ~♪」
 私が古い歌を口ずさんで黒猫を見ると、まだソッポを向いていました。



                                                つづく 

 

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コメント(5)
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2017/08/11 07:21 URL 編集 返信
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2017/08/12 16:20 URL 編集 返信
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2017/09/02 14:33 URL 編集 返信
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2017/09/04 07:48 URL 編集 返信
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