宝くじに当たるのは交通事故で死ぬ確率より低い
きのう、Kを乗せ車を運転しておりました。晴天の峠の上でKは、
「今日は13日の金曜日で、しかも宝くじの抽選の日ぞ。」
と言います。
そのとき、小さな鳥が横切り、車のバンパーあたりに激突したのか、ボコッとかすかな音がしました。
「これは宝くじが当たるサインぞ!」
人が小さな後悔をしているそばで、Kは喜んでいました。
この男さへ乗っていなければ私は小鳥をよけてハンドルを切りガードレールを乗り越えて空を飛んでいたかもしれません。そんなふうに死ぬのも悪くないような気がしました。
「飛ぶ鳥を落とす勢いぞ!」
Kはご機嫌で宝くじが当たったら私に缶コーヒーをおごってくれるそうです。
山を下りコンビニでKをおろしました。Kは後部座席を指さし、
「荷物よし!忘れ物なしっ!」
そう言って帰って行きました。
ふたたび車を走らせると、後でゴロゴロ何か転がる音がします。
さっきまでKが飲んでいた缶コーヒーが行ったり来たりしながら、それは楽しそうに転がっていました。
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「今日は13日の金曜日で、しかも宝くじの抽選の日ぞ。」
と言います。
そのとき、小さな鳥が横切り、車のバンパーあたりに激突したのか、ボコッとかすかな音がしました。
「これは宝くじが当たるサインぞ!」
人が小さな後悔をしているそばで、Kは喜んでいました。
この男さへ乗っていなければ私は小鳥をよけてハンドルを切りガードレールを乗り越えて空を飛んでいたかもしれません。そんなふうに死ぬのも悪くないような気がしました。
「飛ぶ鳥を落とす勢いぞ!」
Kはご機嫌で宝くじが当たったら私に缶コーヒーをおごってくれるそうです。
山を下りコンビニでKをおろしました。Kは後部座席を指さし、
「荷物よし!忘れ物なしっ!」
そう言って帰って行きました。
ふたたび車を走らせると、後でゴロゴロ何か転がる音がします。
さっきまでKが飲んでいた缶コーヒーが行ったり来たりしながら、それは楽しそうに転がっていました。
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