なんで女子バレーは、あんなにエロいのか？

　昔から女子バレーを見るのが好きでした。

　世界を舞台に女巨人達が織りなす熾烈な争いを見るのが好きというよりは、ママさんバレーとか女子学生がやってるところを、こっそり体育館の隙間から覗いていたい派です。

　なんか、見てるとウズくのです。オーバーハンドトスとか。手のひらで止まったような瞬間すぐに送り出される柔らかなパス、優しさと愛に満ちあふれた、これぞキング・オブ・パス。アンダーハンドパスもなかなかのもので、強烈な高速打球を身体のしなやかさで吸収してフワリとした速度に変える魔術。

「ああ、美しい。」
　あまりに華麗なので、これでもか、これでもかと、むき出しの白い太ももめがけて白いボールを投げつけたくなるのです。それは全部、優しく受け止められ柔らかなパスに変換。そして、ネット越しに強烈なアタックが渡しの下半身めがけて、これでもか、これでもかと跳ね返してきなさい。

　好きな女の子がバレーが上手で、すごいアタックを顔面に受けてみたいとか思うのは健全な証です。バレーボールは痛いのです、パス一つしても腕が真っ赤になり、突き指もします。バレーは痛みを伴うスポーツ故にセクシーなのです。

　ぜったい、あのパス痛かったよね、とか見ながら私の心はウズいてしまうのです。その平然を装いながらも、チラと見せる苦悶の表情と喜歓の姿に。








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