
涼子は古い神社の家に生まれたため、後を継ぐために霊をおろさねばなりません。
それで彼女はこっくりさんをし、3日のあいだ意識を失い、気付いたときに憑いていたのが、この疫病神です。それは跡取りとして失格、家の敷居をまたぐことすら許されません。
こっくりさんで、そのまま意識が戻らなかったり、動物の霊が憑く者もいるそうで、そういう者は「ならずもの」と呼ばれるのでした。家を出た涼子は貧乏神を背負った若い女と出あいますが、憑きものどうし勝手に戦いはじめます。涼子の疫病神が勝利し貧乏神を食してしまいます、女は意識不明。
ちょっと嫌なことがあったらコイツのせいだと思っていましたが、少しだけ疫病神を見直します。そして、今度は死神を背負った102歳の老婆と戦います。
死神に右手を切断されますが、疫病神が勝ちます。老婆はやっと死ねるわ!!と意識不明。戦い終えた涼子が手洗いの鏡を見ると、自分の背後に疫病神と貧乏神と死神がいます。そして涼子は悪霊ハンターになったのでした。
そんなある日、街でふと貧乏神を食ってやった女に会いましたが、シャネルのバッグを持って赤い外車に乗っていました。彼女もこっちに気づいたようで、こっちに来ないで!と叫びました。
感謝されないのには涼子は慣れていました。ですが、背中で貧乏神は、ちょっと寂しそうな顔をしていました。
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コメント
主人に捨てられた可哀想なペット(神々)を保護してやってるのだから、犬猫の世話も苦にならんでしょう(笑)
sado jo
2017/12/17 15:58 URL 編集 返信donnguri77
2017/12/18 18:29 URL 編集 返信